IT調達の無駄をなくすと同時に中小企業を育成する方法

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率直にいって、省庁のIT調達は、大手ベンダの食い物にされているだけです。 まったくの感覚ですが、おそらく半減も可能だと思います。 以下の「営業マンの発言」が象徴的だと思います。 ■背景 防衛省の案件のRFPを確認したところ、ある機能(確か一覧画面でのソート)が不足していた。 これでは使い勝手が悪いので追加提案したほうが良いと営業に指摘した時の営業の発言。 ■営業マンの発言 「提案は不要です。書かれていることだけやっておけばいいんです。」 「使えなければ、次の発注につながります。」 「彼らは調達に失敗したとは報告しないですから。」 これは防衛省に食い込んでいる営業マンの発言ですが、 どの省庁も多かれ少なかれこのような状況かと想像します。 相当に無駄な金を払っていることは確実です。 で、食い物にされることを避けるには、 随意契約をやめて、競争原理を導入すれば良いのですが、 この場合、以下の課題があります。 『官公庁の大規模案件を請け負うには、 ?資金リスクを負うことができないと無理。 ?そこでうちの出番となる。』 (最大手ベンダで部長を務める友人の発言) つまり、技術的に対応可能でも、納品後の支払いだと 中小企業では請負うことができないという現実があります。 中国では、契約時に3、中間納品で3、納品時に3、1年後に1という割合で 支払いを行う慣習があります。 このように請負うベンダの資金繰りを手当てするような制度を用意できれば、 中小ベンダでも、請け負える可能性が出てきます。 (当然、調達コストはかなり安くなります。) 請負で食いつなぎながら、新しいテーマにチャンレンジする ITベンチャー育成にもつながる可能性があります。 (by かつしんさん)

| はてブ | delicious - 12コメント - 2009/10/17投稿

それ以前に制度自体を変えないと, 道路やダムと異なり, ITの本当の無駄を削るのは難しいのではないですか. 無知な発注者を食い物にするのが, 大手から中小に変わってしまうだけになると思います.

by nkmさん - 2009/10/17

お役人様は納品されたシステムの検収をする能力が無いようなので、検収も外注とするべきでしょう。 検収作業は、実際の制作・開発と異なり、個人でも可能ですから、広範に事前登録してもらい、納品10日前くらいに 軽く抽選して検収発注候補者を選び、発注仕様書や業者の操作マニュアル等を配布し、納品時に最終抽選で3名くらいを選び、検収させる事でシステムの質も改善できると思います。

by 泥舟茶憐爾さん - 2009/10/17

発注者にもIT関連の知識は必要です。職人といえるほどの技術・知識を必要とするわけではないですが。

by iRiさん - 2009/10/17

ITは土木や建築の発注と異なり、予定価格を決定するのが非常に難しいですし、RFPを満たしていてもクオリティはピンキリですから、入札が現実的に良い方法とは思えません。システムの開発意図を伝えた上で、プロポーザル形式にするのが良いと思います。 契約時の部分支払いに関しては大賛成です。他に、中小企業の連合体による受注などもやりやすくして欲しいと思います。また、発注側に調達コンサルティングをつけるのも良い方法だと思います。

by MasaGonさん - 2009/10/17

逆でしょう。内注です。官僚にプログラマを入れれば良いんですよ。優秀なプ ログラマで、法律にもつよいという人間もいるでしょう。って、僕は無知なの で「官僚機構の本質」みたいなことは分からないのですが。 しかし、官僚側がITに弱いということが一番の問題だと思うのです。ITに強く ありさえすれば、IT業界の「知識という既得権益」を崩すことができます。 それだけではありません。官僚側に少しでも自らコードを書く能力があれば、 基礎の部分を外注して必用になった部分のコードを書き足すとか、仕様を改変 したり拡張したりするとかが出来るようになると思います。

by guicho2.71828さん - 2009/10/17

省庁だけでなく、自治体のシステムなどの共通化をもっと図るべきです。 北海道と沖縄と首都圏との自治体で、行われているサービスなど大差はないはず。 自治体毎にシステム部門なども不要。 大手システムハウスやメーカーの食い物にされているのは明らか。

by どぼちょんぱぱさん - 2009/10/18

「省庁のIT調達は、大手ベンダ食い物にされているだけです」とありますが、大手ベンダとは具体的にどのような企業なのでしょうか。該当しうるのは複数社あると思います。 私の知る限り、食い物にしている?のは一部の大手ベンダーと一部の官公庁で、すべてではないです。国会の議事録などで調べてみるとわかると思います。WEBで調べられます。 また、規模が小さい会社でも中くらいの会社でも、特定の官公庁と特別に親密なベンダーはいます。 世間では知られてないかもしれませんが、無価値な工程管理や、落札者がだれも出ないような仕様書を作成しているコンサル会社も問題があると思います。※工程管理や仕様書作成は、2001年以前は、外注していませんでした。 今後の検討のために、中央官庁の情報システム調達に関して、次のように整理してみました。 <官公庁の業務システムの特徴> ・官公庁は大規模なシステムが多い。(中央官庁のシステム最適化でますます規模が増大) ・企業が使っているパッケージが使えない業務が多い。 ・官公庁は社会システムであるため高い信頼性を要求される。 <入札の問題> ・官公庁は入札仕様であいまいなことが多く、また、お客様が請け負うべき作業も受注者が行うようになっているため、リスクが非常に高い。大手ベンダーでも赤字の場合もある。 ・誰でもできるような仕事は、価格競争になるため、大手もITベンチャーも参入が難しい。 ・提案書の作成にコストがかかりすぎる。(数百ページの仕様書と数百項目の評価項目の対応) <契約の問題> ・支払いが検収後であるため、検収まで資金の持続が必要 ・官公庁で決められた契約書での締結を要求され、官公庁側に有利な内容なため、ベンダーはリスクの回避ができない。 ・入札価格が絶対であり、仕様が膨らんだ場合の増額が難しい。 <政治的な問題> ・一部の官公庁だが、特定の企業に天下りを行っている。(規模は関係ない)  省庁の内部の事情で、 特定の企業に有利な仕様書作成や随意契約を行っている模様。 最も最適な解決策は、中央官庁の純粋な職員がITの専門家となり、工程管理、仕様書作成、見積もりができるようになることだと思います。現在これに該当する職員が組織的に要請されていません。 よほど優れたベンダーでない限り、お客様のレベル以上のシステムの実現は困難です。

by NORINTONさん - 2009/10/20

「食い物にされている」とまでは言いませんが、大手ベンダが実質的に優遇されているのは、やっぱり否定できないと思います。例えば、大手ベンダに勤務していた人が退職して、ベンチャーを立ち上げたり、中小企業に再就職すると、今までの自分の環境がいかに恵まれていたかを実感できると思います。 guicho2.71828 さんや NORINTON が指摘されているように、発注者側の能力を高めれば、参入障壁や条件等を緩和してベンチャーや中小企業を活用しつつ、システムの品質を維持して事業全体のリスクも低減することは可能と思います。 発注者側の能力を高めることへのインセンティブが欲しいですね。 事例としては、長崎県などが参考になるでしょうか。 http://www.pref.nagasak.../itmodel/available.html http://itpro.nikkeibp.c...ro/oss/20041004/150747/ http://www.itmedia.co.j...es/0906/04/news015.html

by Muta Manabuさん - 2009/10/21

昔、こんな話がありました。 某ベンチャーの役員と僕の会話の一部です。   某庁に弊社の製品の紹介をしましたが、最後に言われたのは、   「あんたの所に発注することはないよ。 もし、大手企業に発注しないで    失敗したら、僕の責任になるもん。 大手にだせば、失敗でもそれだけの    技術等が未熟だったと言え、僕の責任にはならないもん」 だとか。 比較的随意契約の多い官庁でしたが。 一般入札でと考えられるかも知れませんが、入札も前提条件があります。 そのため、その条件をクリアできるベンチャーは高額なシステムでは不可能です。 このため、ベンチャーが食い込むには、大手の下に入るしかありません。 この辺りの仕組みから考え直していく必要がありそうですが、   ベンチャーに発注するには、できなかった時のリスクが大きい との反論が必ず返ってきます。 発注する側にも、技術とリスクテイクの覚悟が必要なんでしょうけど、本気でやれば今よりも良くなる可能性はあるような気がします。

by Woodyさん - 2009/10/21

たとえば、インパクに110億円とか、小泉内閣メールマガジンに5年で25億とかは まだかわいい方で、あきれ返るほどの無駄遣いはいくらでもある。 着手金と中間に支払いがあれば、中小企業でもチャレンジできるようになるし、 偽装請負などという構造ももっと改善するはず。 無駄をなくすにも、ITベンチャーを育てるにも、もう少し公務員のITリテラシーを あげる必要があるでしょうね。

by 生島 勘富さん - 2009/10/22

「IT調達の無駄をなくす」ということには大賛成ですが、「ベンダの資金繰りを手当てするような制度」は不要だと思います。 発注者がフェーズ毎に検収して支払ってくれれば、それで済む話だと思います。 問題は、どうしたらIT調達の無駄が無くなるのか?という点ですが、これは民間でも同じことが起こっています。 一言で言うと「担当者の責任逃れ」ということだと思います。公務員の業績評価方法の見直しとか人事評価方法の見直しとか、そういうアプローチをしていかないと、外部のシンクタンクやベンダーが頑張っても解決できない問題であるような気がします。

by ばらじさん - 2009/10/31

コメントでも出ている通り、リスクを取れない官僚文化が IT投資へのリスクをとれなくしているのが問題だと思いますので、 失敗を許容し、それを経験として明日への糧にできる風土の醸成や、 方法論の確立が必要だと思います。 例えば、失敗を許容する方法論の確立といったところで、 一つアイデアを出させていただきますと、 同一のシステムの開発を複数社に分散発注してみてはいかがでしょうか? 大手ベンダーと中小ベンダーでは、 費用の差が低い時で2~3倍、ひどい時には10倍以上の差がつきますので、 逆にいえば、ベンチャー企業2~10社に発注ができるということでもあると思います。 (契約ごとに、通常の契約単価の倍以上のシステム開発保険料を ?大手開発会社に払っているようなものです。) 10社に発注できれば2~3社程度は品質に満足できる会社が見つかるのではないでしょうか? 昔と違い、10ページ以下のホームページの作成単価は今や10万円程度に下落し、、 Web系のシステムなんて、200万もあれば十分に構築できます。 (ちょうどこのアイディアボックス程度のシステムで、100万~200万程度あれば十分です。) IT系ベンチャーの主要お取引先に、日本国とつくのは、 ベンチャーにとっても、ブランディング上メリットがありますし、 政府としても、費用が恒常的に下がるメリットがあるのではないでしょうか?

by たかさんさん - 2009/11/02